10月2日、東京駅の東海道新幹線出発表示を見て、4分後に出るのぞみ15号(15A)の自由席特急券を手に、2号車に駆け込む。2列席窓側(山側E席)はすでに埋まっているため、3列席窓側(海側A席)につくと、品川を出てすぐ、新たな車両の姿が3本見えた。

大崎駅の南側に広がる、東京総合車両センター。8時17分に品川を離れた新幹線のA席からみえたその出入線には、真新しいE235系、その先に出場準備中のE231系が2本、黄色い帯を巻いて待機する姿があった。

山手線用E231系500番代は、新型車両E235系の新製投入に押し出されるかたちで、総武線への転用改造を受け、この東京総合車両センターから三鷹車両センターへ転出している。上の写真のE231系は、山手線で活躍していたころの表情を残しながら、黄色い帯をつけて9月中旬から走り始めた三鷹車両センターのA510編成。下の写真と比べると、山手線から引っ越してきた車両との顔つきの違いなどがわかる。

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黄色と緑色、白い顔のE231系は、新宿で2色が並ぶ姿を、秋葉原で立体交差する姿を見るチャンスがある。