東京ビッグサイトで1月17〜19日に開催されているオートモーティブワールド。
完全自動運転や電気自動車といったクルマの先端技術を紹介する会場で、路面電車を題材にしたブース展開もみられた。
モビリティ技術のトレンドのひとつに、非接触充電というキーワードがある。
非接触充電分野は、日々進化し、停止した状態での充電から、走りながらの充電というフェーズにさしかかっている。
いま、クルマの世界では走りながら充電する非接触充電に注目が集まる。
ある企業のスタッフは、「鉄道にも応用する取り組みが始まっている」という。
ボンバルディアなどは、非接触充電を採用した路面電車などをリリースしている。
これからは、非電化ローカル線などへ「持続可能な鉄道運営の切り札として、非接触充電が注目される」とも。
老朽化した気動車を置き換え、運行頻度を上げ、営業収益を上げるのに、架線レス電化という道もあるだろう。
線路側に電磁パッドを配列し、車載パッドで電磁エネルギーを得て、車載コントロールユニットで電気変換し、モーターを駆動させる。
駅ごとに電磁パッドを配置し、電車を走らせながら非接触で充電する。
そんな時代が、遠からずやってくる……オートモーティブワールドでそう感じた。