JR東海 浜松工場リニューアル・新ラインでの全般検査概要を公表

2016.11.26

新幹線の全般検査を行う浜松工場は建物の耐震化と効率的な検修(検査・修繕)ライン構築を目的に平成22年から6年をかけて大規模なリニューアル工事を行ってきたが、この度工事が概ね完了し、新修繕ラインでの全般検査が始まった。

※全般検査は新幹線車両の36ヶ月または120万キロ走行以内に行われる定期検査

■新しい検修ラインでの全般検査開始日 平成29年1月5日(木)

■リニューアル工事の概要

①建物の建替・補強

浜松工場リニューアル
※写真はJR東海ホームページより

大きな地震にも新幹線が長期にわたり不通になることのないよう全般検査機能を維持するため、全体の約7割の建物を建て替えた。また、残る既存の建物につい ても補強を行い、耐震性を向上させる(平成30年夏ごろまでに完了予定)。

②効率的な検修ラインの構築

浜松工場リニューアル
※写真はJR東海ホームページより

建物の配置を見直すことで、これまで複雑な動きをしていた車体や部品の検修ラインをシンプルな流れとし、検修ラインの一方向化を実現したため、全般検査の日数を現在の15日から1日短縮。これにより、より早く車両が営業列車に使用できる。

③最新機器の導入による改良

・作業環境の改善
これまで人力によって行っていた作業を機械化し、より安全な作業環境を実現した。特に、車両先頭部の研ぎ作業に新幹線初となるロボットを導入した。

・検査精度の向上
これまで手作業で計測していた台車部品の寸法測定の一部を機械による自動測定とすることで、部品に対する検査精度をさらに向上させる。

浜松工場リニューアル
※写真はJR東海ホームページより

・環境負荷の低減
車体塗装では、環境に優しい水性塗装化を実現すると共に、日本で初めての水性塗装ロボットを導入した。

浜松工場リニューアル
※写真はJR東海ホームページより

■その他

現在の建物撤去など、リニューアル工事は平成31年3月までに完了する予定。

◎参考 

浜松工場 所在地:静岡県浜松市中区南伊場町1-1、敷地面積:約31.8万m²


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