岩館駅には何度も降りました 晩夏鉄道旅顛末記25【50代から始めた鉄道趣味】171
※2014年7月撮影
トップ画像は、2014年(平成26年)7月、岩館駅上りホームに停車中の下り弘前行列車。キハ40 529。深浦方面から到着して、折返し運転をします。
大間越駅を出て岩館駅に向かう途中で青森県から秋田県に入ります。日本海を見ながら走ってゆきます。
※2014年7月撮影
県境は半島状に岬が日本海に突き出しているので「ここかな」と撮った写真ですが地図で確認すると微妙に違う様です。ま、県境はこんな雰囲気かな、ということです。
大間越駅から10.8kmという五能線で最も長い駅間で岩館駅が見えてきました。駅間2位が鰺ヶ沢駅~陸奥赤石駅間の6.4kmですから突出しています。
相対式ホーム2面2線にほとんど使われていない側線があります。交換列車はリゾートしらかみですね。
2016年(平成28年)に導入されたJR東日本次世代型ハイブリッド・HB-E300系気動車の二代目「橅編成」です。気動車と呼ばれていますがディーゼル・エンジンは発電用、実質は蓄電池を積み電気モーターで走る「自家発電・蓄電・電車」です。JR東日本では「シリーズハイブリッド」と呼ばれ小海線に実験的に導入されたキハE200形気動車と同じ内容を洗練させたものです。五能線のキハ40系「リゾートしらかみ」に比べて燃料消費を10%、排気中の窒素酸化物を約60%、停車中の騒音を20~30db、それぞれ削減しています。
既述ですが2020年度に五能線のキハ40系を全て置き換える予定のGV-E400系も同様のディーゼル・エレクトリック車両。こちらは蓄電池を積載しないのが最大の特徴です。既に2019年8月から羽越本線、磐越西線などで営業運転を開始しています。この車両によってJR東日本に残っている150両ちょっとのキハ40系は廃車されてしまうのでしょう。淋しいけれど鉄道車両の進歩ですね。
駅名標。1926年(昭和元年)鉄道省の駅として開業。2003年(平成15年)業務委託化。2010年(平成22年)駅舎外装リニューアル。2018年(平成30年)無人化。
※2014年7月撮影
岩館駅には何度も降りています。たまたま能代に住んでいる友人がいるので、能代に泊まって翌朝五能線で川部・弘前方面にこれまで都合3回出発しています。能代発の始発は岩館行です。東能代発岩館行はそのまま東能代駅に戻ってゆきます。通学対応の3両編成。深浦方面から来た2両編成が折返し弘前行になります。
深浦方面から到着して岩館行のサボを外す駅員さん。この頃は業務委託の駅員さんがいたのです。
※2014年7月撮影
弘前行のサボが付いたキハ40。
※2014年7月撮影
岩館駅舎正面。オリジナルは1926年(昭和元年)建造でしょうか。2010年(平成22年)外装をキレイにしています。
※2014年7月撮影
駅前に秋北バス停留所があります。路線バスが出発してゆきました。
※2014年7月撮影
五能線短時間乗車のツアー団体が乗ったまま東能代行は発車します。
(写真・記事/住田至朗)