首都ダッカから北西約100km。バングラデシュ中央部を流れるジャムナ川に架かるジャムナ多目的橋の振動問題・ひび割れが発生し、老朽化がいちじるしいなか、バングラデシュ人民共和国 鉄道省 バングラデシュ国鉄は、ジャムナ鉄道専用橋 建設事業を、日本のIHIインフラシステム 三井住友建設 共同企業体(JV)に発注した。

バングラデシュ シラジガンジ県とタンガイル県で実施されるこのバンガバンドゥ シェーク ムジブル鉄道橋(ジャムナ鉄道専用橋)建設事業 WD2(西側)は、工期48か月間、事業対象区間は1万1300mのうち6075.7m。

全長4,800mのうち西側2,250m(鋼管矢板井筒基礎)の鋼下路トラス橋を設置し、陸上高架橋、軌道工事、盛土工事、駅舎工事、既存河川堤防補強工事などを施す。

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今回のIHIインフラシステム 三井住友建設 共同企業体(JV)への発注は、海外で橋梁建設で多くの施工実績を持つIISと、同工事で採用される高難易度の鋼管矢板井筒基礎工事で高い技術・競争力をもつSMCCに期待がかかっている。

同事業によって、将来の鉄道輸送需要への対応、安全性の向上を図り、バングラデシュ国内・近隣諸国との物流ネットワークの効率化をめざす。