5月、上野駅に姿を現した E491系 検測車3両。特急ホーム17番にゆっくりとつけた。

この勝田車両センター所属 E491系は、電化区間の軌道や架線、信号などを検測するくるま。

前方やサイドなど、いたるところにカメラや照明などの検測機材が載る。連結器は、密着と自動の両方につく双頭連結器を先頭側にもつ。

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このとき大宮方から クモヤE491-1+モヤE490-1+クヤE490-1。大宮方2両がモータつき車(M)、東京方1両(写真)がモータなし車(T)。2M1T。先頭車が日立製、中間車モヤE490が近畿車輌製。

17番は、上野駅 1階部分 地平くし形ホーム(行き止まりホーム)の最も東側にある線。

特急ひたちE657系などの10両、特急あかぎなどの651系の7両などの停止位置目標があるなか、E491系3両は、そこまで奥へと入らない。

ホーム大宮寄りぎりぎりにとめる。

そのとき、折返し乗車する乗務員が白い手旗信号を振ってE491系をゆっくり引き寄せる。

停止を確認すると、すぐに前照灯が尾灯にかわり、上がっていたパンタグラフを下げ、もともと下がっていたシングルアームパンタが立つ。

パンタ・架線まわりをチェックするスタッフはそのまま動かず待機していた。

このあとホームからなにもアナウンスなく、信号が青にかわったのをみて、静かにゆっくりと離れていった。