【50代で鉄道趣味を享受するために】521

2021.03.04

※2020年12月撮影

緊急事態宣言が解除されるまで大人しく自室に逼塞しております。

引き籠もっているコトは小生にはさほど苦痛ではありません。三食丁寧に食事を作ってのんびり食べて、好きな音楽(今日は朝からBryan Ferryを聴いております)と身辺の書物で無聊を感じる暇(いとま)はないのです。

でもやっぱり、鉄道に乗りたい。

春に向けて、小生の秘かな計画は、改めて鉄道系ハードの至宝と考える木造駅舎を丁寧に撮影することです。拙い写真ですが、徐々に消え去ってゆく古い駅舎の姿を1枚でも記録しておきたいと願っています。木造駅舎がマジで好きですから。

※2012年2月撮影

“趣味”というのは”現役世代”にとっては”成長すること””勉強””労働””家族を作り維持すること”などの”メイン業務”を果たした上で”やっと捻出した時間でやる好きなこと=やりたいこと”です。

しかし、昨日まで読んできた池口英司さんの言う”大人世代”、リタイアした我々にとっては”メインの業務”が“趣味”なのです。

ハッキリ言って、この”至福の時間”のために営々と“現役世代”を忙しく過ごしてきました。

親の資産があって“現役世代”でも「生活のための労働」から自由だったという一部のラッキーな方々を除いて、”大人世代”になってから心ゆくまで“趣味”に没頭することが、人生の目標でした。

※2020年10月撮影

最近メディアで取り沙汰されている「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という生き方を知って我々”大人世代”が考えなかった「新しい人生の過ごし方」があることに新鮮な驚きを感じています。

・・・とは言え「FIRE」には、前提となる「健全な金融市場」など幾つもの状況依存があります。

言い換えれば「親の資産で生活のための労働から自由」だった幸運な方々の生き方を、自らの努力で用意することが「FIRE」です。

戦後復興から高度成長経済を支えてきた日本型(昭和型)の雇用形態が大きく変わりつつあることも背景にはある様です。同時に社会と人間の関わり方にも変化があります。

※2014年7月撮影

非正規労働の劇的な増加は将来の社会的安定を揺るがす事態ではないかと古い人間は危惧しますが、年金を受給すること自体が既に社会を動かしていく当事者ではなくなったことを意味しています。

“趣味”を主業務で生きる”大人世代”は、社会的には“外野”と位置づけられているのです。

2008年暮れに、52歳で突然解雇され早期リタイアになった小生は、鉄道旅という“趣味”にハマりましたが、同時に「生活維持」のために様々なアルバイトを経験しました。

自らの正規雇用・サラリーマン人生が如何に楽ちんだったのか、非正規雇用の自由さ=不安定さを身を以て体験して、ようやく分かりました。

小生も2021年3月には65歳になりようやく僅かですが年金も支給されます。これで、いよいよ本腰を入れて鉄道趣味に邁進したいと思っています。要は「乗って」「撮る」コトに集中します。

※2012年12月撮影

鉄道チャンネルをご覧いただいている方の多くは”現役世代”だと思います。“メイン業務”に邁進しながら、「鉄道趣味」の時間を努力して創出されておられるのでしょう。ありがとうございます。

”外野”として、少しでも”試合中”の皆様に楽しんでいただける様なコラムを書くべく、小生も頑張ります。

早くコロナ・ウィルス感染拡大が終息してくれることを切に祈りながら・・・。

(写真・文/住田至朗)


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