いま京葉線は、地下深い東京ホームから八丁堀を経て越中島へむけて地上へ出ていくとき、チェックしたい車窓がある。

下り電車の左車窓で、京葉線から分岐する単線の線路がみえてくる。

これが、総武線支線 越中島支線へとつながる連絡線。一般的な分岐器でつながるタイプではなく、保線用の車両が行き来できる程度の分岐・合流で、京葉線上り線ともつながっている。

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この京葉線・総武線支線の連絡線に7月12日、保線係員4~5人の姿があり、電車はクラクションを鳴らして通過していた。

この連絡線のすぐ先にあるのが、JR東日本 東京レールセンター。線路とレール輸送列車の拠点で、ここからDE10形ディーゼル機関車に引かれたチキ(平台貨車)のレール輸送列車が出入りしていた。

そこに新型車両のキヤE195系新型気動車が登場し、この地に3編成を超えるキヤE195系が常駐しはじめたころ、この連絡線をなにかしらの列車が行き来したとみられるレール頭面の輝きがなんどもみえた。

今回、連絡線を保線係員たちは、この連絡線の上に立ち、なにを確認していたのか―――。

いっぽう、下り電車の車窓でもうひとつ気になるのが、新習志野駅から1.7km、海浜幕張駅から1.7kmの地点に建設中の、幕張新駅。

10両編成対応ホーム2面を上下線別に2層オフセットして置き、イオンモール幕張新都心にむけて駅舎をつくっている現場では、すでにコンクリートの基礎工事が大詰めをむかえている。

駅舎の基礎構造も出現しはじめてきて、駅の全容がみえてきた風景は、またこんど。

◆東京レールセンター越中島貨物駅の先で鈍く光る線路
https://tetsudo-ch.com/11355261.html

◆駅舎がみえてきた京葉線 幕張新駅、新しい架線柱も出現
https://tetsudo-ch.com/11375511.html

◆JR京葉線 幕張新駅 建設工事、コンクリート基礎やエレベータ骨格がみえてきた
https://tetsudo-ch.com/11145760.html

◆JR京葉線「幕張新駅」は2023年春開業予定 ホームは2面2線10両対応
https://tetsudo-ch.com/10860664.html