福岡市地下鉄空港線と相互直通運転するJR筑肥線で仕事場の、今宿へむかったとき。

少し時間があるってことで、駅前のカーシェアを使って海沿いを行く県道54号をクルマで走ってみた。福岡市海づり公園のちかくにある「かき小屋」をめざして。

ここ今宿駅からは、今津港に集結する砕石や木材を運搬する列車が行き来していたと思われる専用線が海側に分岐し、この県道54号に沿うように走っていた。その面影がこれ↓↓↓

この専用線の先に、もうひとつの鉄道があった!?

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モノクロ画像↑↑↑は、1961(昭和36)年の国土地理院 航空写真。今宿駅から分岐する専用線らしき線路がみえる。

カラー画像は、今宿駅を背にして九大学研都市駅方をみた光景。直線の本線に対し、右へとカーブする道がみえる。これが専用線跡。

この専用線の先に、もうひとつの鉄道があった!? っていう情報を得て、「かき小屋」の帰りに立ち寄ってみると……↓↓↓

それらしき土台をみつけた

それらしき土台をみつけた。

鵜さんやカモメさんがひと休みするこの正方形のコンクリート構造物が、ロープウェイの支柱を支える土台だったんじゃないか。

この正方形のロープウェイ土台らしき構造物は、浜崎山がある今津付近に1台、専用線の終着駅だった今山遺跡付近に1台ある。

浜崎山などで採石した石をロープウェイで海を渡って運び、今宿から分岐する専用線の終着駅(福岡市西区横浜2付近)で列車に砕石類を運んだと想像する。

―――実は誰かが「砕石場ロープウェイ跡地」としてGoogleマップに記してくれている。今宿や九大学研都市へ行ったら、カーシェアや路線バスで、かき小屋に行くついでにこうした光景をチェックしてみて。

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画像:鉄道チャンネル / 国土地理院
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/