JR貨物 全国6駅でトラックドライバー用アプリ T-DAP を導入、貨物駅業務のスマート化めざす
JR貨物は、北海道・東北・関東・東海・関西・九州の6駅、函館貨物駅・仙台貨物ターミナル駅・隅田川駅・静岡貨物駅・百済貨物ターミナル駅・北九州貨物ターミナル駅にて、2022年1月31日から、トラックドライバー用アプリ「T-DAP」の試験的な運用を開始する。
このトラックドライバー用アプリ T-DAP は、駅からのお知らせ情報機能、コンテナ位置情報機能、列車位置・遅延情報機能といった各機能を持ち合わせたアプリ。
同アプリで、利用運送事業者・トラックドライバー・フォークリフトオペレーター・貨物駅の間でデータを連携させ、利用運送事業者の作業利便性向上と、荷役作業のさらなる安全性向上・省力化を図る。
また同アプリで貨物駅業務をスマート化し、JR貨物グループ長期ビジョン2030 に掲げる、JR貨物グループが社会に提供する4つの価値のひとつ「物流生産性の向上」の実現を図っていく。
JR貨物グループ長期ビジョン2030では、「ブロックトレイン・定温貨物列車の新設」や、「貨物駅の高度利用による物流結節点機能の強化」として、マルチテナント型大規模倉庫「レールゲート」や、駅ナカ・駅チカ倉庫の開設をすすめ、ワンストップの効率的な物流の仕組みづくりもめざすと記されている。
また、「積替ステーション」の設置も戦略的・継続的にすすめ、緊締車の制約を受けない貨物鉄道輸送サービスも展開し、トラックドライバーの負担軽減や物流効率化、結節点機能の強化によりシームレスな物流ネットワークなどの実現をめざしていく。