太海駅新駅舎外観イメージ 駅前広場側(写真:JR東日本千葉支社提供)

JR東日本千葉支社は2022年12月7日、内房線の太海駅(千葉県)新駅舎の使用開始日を12月14日と発表しました。

木造地上1階建てとなる新駅舎のコンセプトは「駅から海を眺められる環境を活かし、自然を感じ取ることができる駅」――電車を待ちながら駅前広場側から海を、待合室側から山を眺められます。

構造体に木材を採用したのは、潮風による塩害に強い駅とするため。また、炭素固定の量を増やし環境負荷を削減するため、壁材にも木材を使用しています。待合室などの温熱環境は、周辺の風を取り込み、風が抜けやすい駅形状とすることで改善を図りました。

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そんな太海駅ですが、リニューアルにともない面白いものが設置されるようです。

太海駅待合室に設置されるコンクリート3Dプリンタで製作されたベンチ(写真:JR東日本千葉支社提供)

それがこのベンチ――土木学会・東京大学・會澤高圧コンクリートと連携し、JR東日本としては初めて、コンクリート3Dプリンタで製作したベンチを設置するそうです。