泉岳寺駅改良や羽田空港駅の引上線新設工事なども

3.環境負荷低減に向けた取り組み(約10億円)
・駅および車両照明設備のLED化
温室効果ガス排出量削減のため、全駅および全車両で照明設備のLED化を推進します。2023年度は羽田空港第3ターミナル駅など10駅のホームまたはコンコース照明設備、16両の車両照明設備LED化工事を実施します。

・省エネルギー設備への更新、駅舎補助電源装置の新設
駅のエレベーターやエスカレーターを更新するほか、電車がブレーキをかけた時に発生する電力(回生電力)の余剰分を、駅舎の電気設備に供給し、駅の照明や空調・エスカレーター等で有効に利用できる「駅舎補助電源装置」を変電所等設備に新設するなど、低炭素社会の実現に向けた取り組みを進めます。(節電効果見込:エレベーターの更新は最大約50%、エスカレーターの更新は約10%)

駅舎補助電源装置のイメージ

4.将来の成長に向けた投資(約46億円)
・羽田空港第1・第2ターミナル駅引上線新設工事
将来の航空旅客の増加を見据え、羽田空港アクセスのさらなる輸送力増強、利便性向上を図るため、国土交通省と当社で相互に協力して羽田空港第1・第2ターミナル駅引上線の新設および駅改良工事を進めます。※引上線は列車の入換え等を行う専用線です。

引上線のイメージ図

・泉岳寺駅改良工事
泉岳寺駅および品川駅北周辺地区は将来の駅周辺地域の開発による交流人口の飛躍的な増加が見込まれるため、泉岳寺駅のホームの拡幅およびコンコースの拡張や昇降施設・出入口などの機能強化を行い、駅の利便性、安全性の向上やバリアフリー化を図ります。駅隣接街区にて東京都が施行する市街地再開発事業と連携して進めていきます。

泉岳寺駅改良工事のイメージ図

・鉄道オペレーション変革に向けた取り組み(駅業務高度化など)
アフターコロナの新たなニーズへの対応および将来の労働力人口の減少を見据え、駅務機器の遠隔操作とカメラ付き通話対応が可能なスマートサポートシステムを順次導入し、遠隔・非対面による新しい駅営業様式を拡大します(2023年度は14駅に導入予定)。

(写真/画像:京急電鉄)
京急では、リニアの開業によっての変化が期待されている品川地区での品川駅移設工事・高架化工事や、品川駅に隣接する泉岳寺駅の改良工事などが引き続き進められていきます。少しずつではありますが進捗の様子も目に見えてくるのではないでしょうか。

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