令和6年能登半島地震による鉄道への影響（1月4日10時時点）

2024年1月1日に石川県能登地方で発生した地震の影響により、北陸の鉄道に大きな被害が生じています。新幹線は全て運行を再開していますが、JRや私鉄の一部路線では今も運転見合わせが続いています。

国土交通省の発表（1月4日7時時点）によりますと、施設被害は3事業5路線におよび、のと鉄道については1月9日から鉄道・運輸機構 鉄道災害調査隊による調査が行われる予定です。

【被害施設】3事業者5路線
◆JR東日本：越後線 内野駅～新潟大学前駅間、路盤損傷
◆JR西日本：氷見線 能町駅～伏木駅間、路盤損傷
◆JR西日本：七尾線 羽咋駅、ホーム損傷等（詳細確認中）
◆JR西日本：大糸線 頸城大野駅～根知駅間、レール損傷
◆のと鉄道：七尾線 穴水駅、レール損傷等（詳細確認中）

【運転見合わせ】
在来線3事業者5路線で運転見合わせ。駅間停車は全て解消済みです。

◆JR東日本：越後線（越後赤塚～関屋駅間）
◆JR西日本：氷見線、七尾線、大糸線（南小谷～糸魚川駅間）
◆のと鉄道：七尾線

【運転再開見込み】
◆JR東日本：越後線　1月6日昼頃から
◆JR西日本：大糸線　1月6日午後以降
◆JR西日本：氷見線　1月6日始発列車から

JR西日本、のと鉄道の七尾線は運転再開の見込みが立っていません。

貨物線も一部路線で運転再開の見通し立たず

JR貨物の発表（1月3日18時30分時点）によりますと、氷見線、新湊線の高岡～高岡貨物駅間については、運転再開の見込みは立っていないということです。

※2024年1月4日　14時10分追記
氷見線、新湊線の運転再開は1月6日予定（JR貨物、4日14時発表）