キナバルの運営する京都観光メディア「GO KYOTO」が気になるアンケート調査結果を発表しています。

京都の紅葉で見に行きたいスポットについて、2024年9月4日~5日にかけてインターネット調査を行ったもので、回答数は531名。調査結果によりますと、秋の京都旅行で紅葉を見に行きたいスポットとして最も注目を集めているのは、「清水寺」だそう。

「清水の舞台から飛び降りる」で有名なお寺で、修学旅行で訪れた方も多数いらっしゃるでしょう。20代・30代を中心に圧倒的な人気を集め、389票で1位を獲得しました。少し年齢層が上がってくると、東福寺なども票数を獲得しているようです。

2位にランクインしたのは渡月橋(206票)。桂川に架かる嵯峨嵐山を代表する観光スポットで、その名はかつて亀山上皇が橋の上空を移動する月を見て「くまなき月の渡るに似たり」と感想を述べたことに由来します。

鉄道ファンとして気になるのは「嵯峨野トロッコ」の順位。実はアンケート調査結果では142票を集めて3位にランクインしており、紅葉を見に行きたいスポットとして広く注目を集めていることが分かります。

嵯峨野トロッコは京都府の峨野観光鉄道が運行するトロッコ列車。JR山陰線の廃止区間を引き継ぎ、通勤通学ではなく観光に特化した鉄道として開業。トロッコ嵯峨~トロッコ亀岡間8.2kmで列車を運行しています。

コロナ前は乗客の3/4は訪日外国人だったというほど、海外からの観光客に高い人気を誇ります。時期によってはライトアップやイルミネーションなども行っていることで有名です。

今年は10月12日から12月29日にかけて、16時30分~最終列車まで『光の幻想列車』を運行予定。約1000台の照明に照らされる美しい紅葉、色彩豊かな光によってさらに神秘的な姿を見せる山々、きらめく川面など、まさに「幻想的」な光景が楽しめます。

嵯峨野観光鉄道の『光の幻想列車』(画像:JR西日本)

「GO KYOTO」では、調査結果について

“本アンケートでは、10代から70代までの幅広い年代層から回答が寄せられましたが、紅葉スポットの人気については年齢による大きな差はありませんでした。紅葉を見に行く際に「どこに行こうか」と迷う点は、多くの人に共通しているようです。”

と締めくくられています。秋の京都旅行、行先に迷われた方はぜひ参考にしてみてください。

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