ANAの国内線機材
秋冬の旅行がセール価格に。ANA国内線航空券タイムセールは8月31日まで(画像:PIXTA)

羽田から大阪(伊丹)まで片道9,130円、那覇から石垣までは5,720円。ANAの国内線航空券が、2026年8月31日(月)23:59までの期間限定でセール価格になっています。
対象になるのは2026年10月1日(木)から2027年1月31日(日)に搭乗する便です。紅葉シーズンの10月・11月から年末年始、さらに真冬の北海道や沖縄まで、4か月分の旅程がまとめて対象に入ります。ただし前年同時期のセールと比べると、羽田~札幌(新千歳)は2,750円高くなっているのも事実です。対象路線の運賃、直近4月のセールや前年との比較、予約前に確認しておきたいセール運賃のルールまで整理しました。

羽田~伊丹9,130円、那覇~石垣5,720円 主な対象路線と片道運賃

ANAが公開している主な対象路線と片道運賃は次のとおりです(2026年8月27日時点、ANA公式サイトより)。いずれも「〜円から」の設定で、搭乗日や曜日によって金額は変わります。

【主な対象路線と片道運賃】
東京(羽田)~大阪(伊丹):9,130円~
東京(羽田)~札幌(新千歳):10,450円~
東京(羽田)~鹿児島:11,110円~
東京(羽田)~福岡:11,330円~
東京(羽田)~長崎:11,330円~
東京(羽田)~沖縄(那覇):11,440円~
名古屋(中部)~札幌(新千歳):9,570円~
大阪(伊丹)~仙台:9,570円~
大阪(伊丹)~札幌(新千歳):10,780円~
沖縄(那覇)~石垣:5,720円~

最も安いのは沖縄(那覇)~石垣の5,720円です。羽田発着では大阪(伊丹)の9,130円が最安で、次が札幌(新千歳)の10,450円と続きます。羽田以外では名古屋(中部)~札幌と大阪(伊丹)~仙台がいずれも9,570円からと、羽田発の幹線並みの水準です。
ANAは今回のセールで「往復利用なら片道利用よりもおトク」と案内しています。往復運賃は原則として往路・復路を同時に購入したときに適用されます。単純な往復だけでなく、往路の到着地と復路の出発地が異なる旅程も往復として利用できます。

4月のセールより安くなった路線は? 前回・前年と比べてみた

ANA国内線航空券タイムセールのWebイメージ
今回のキービジュアルは紅葉。搭乗期間は2026年10月1日から2027年1月31日まで(画像:ANAのHPより)

今回のセール運賃を、直近のセールと比べてみます。
直近は2026年4月24日から30日にかけてタイムセールが実施されました(搭乗期間は5月23日~8月31日)。
当時は、片道運賃は羽田~伊丹が9,570円から、羽田~札幌(新千歳)が11,220円からでした。羽田~福岡は11,880円からです。
今回はそれぞれ9,130円、10,450円、11,330円ですから、羽田発の主要3路線はいずれも4月より安く設定されています。下げ幅は羽田~札幌の770円が最大で、羽田~福岡は550円、羽田~伊丹は440円でした。那覇~石垣は4月・今回ともに5,720円で据え置きです。
一方、前年の同じ時期と比べると事情は変わります。2025年8月1日から7日に販売された前年のセールは、2025年10月1日~2026年1月31日の搭乗分が対象でした。当時の片道運賃は羽田~札幌(新千歳)が7,700円から、羽田~沖縄(那覇)が9,200円から、羽田~福岡が8,500円からです。今回はそれぞれ10,450円、11,440円、11,330円ですので、羽田~福岡で2,830円、羽田~札幌で2,750円、羽田~沖縄で2,240円上がった計算になります。
ANA自身も公式サイトで「航空燃料などのコスト高騰に伴い、セール価格の見直し(値上げ)を行っています」と明記しています。

ただし、前年のセールは2026年5月19日の運賃体系リニューアル前に販売されたもので、当時の対象は「普通席」でした。現在の「セール」運賃には23kgまでの預入手荷物1個が無料で付き、区間基本マイレージの50%のマイルも積算されます。同じ「セール」でも中身が異なるため、金額だけを並べて高い・安いを判断するのは早計です。
※運賃の出どころ:今回分はANA公式サイト(2026年8月27日確認)、過去分は当サイトの2025年8月・2026年4月公開記事に記載した当時の運賃

紅葉、年末年始、真冬の離島 搭乗期間4か月の狙いどころ

着陸するANAのボーイング787
搭乗期間は2026年10月1日から2027年1月31日までの4か月間(画像:PIXTA)

今回の搭乗期間は2026年10月1日(木)から2027年1月31日(日)までです。約4か月と長く、季節のまったく異なる旅行をまとめて押さえられます。
10月から11月にかけては紅葉のシーズンです。ANAが今回のセールのキービジュアルに紅葉の写真を使っていることからも、この時期を意識した設定であることがうかがえます。北海道は9月末から10月にかけて山間部から色づきはじめ、見ごろは11月にかけて南下していきます。
12月下旬から1月上旬は年末年始にあたります。帰省や初詣の移動が集中し、通常の運賃では高くなりがちな時期です。ただしANAは「期間・路線・便によっては運賃の設定がない場合があります」としており、繁忙期に設定があるとは限りません。狙っている日程がある場合は、空席照会で実際に金額が出るかどうかを確認してください。
1月は真冬の北海道か、逆に暖かい沖縄・石垣が狙い目です。那覇~石垣が5,720円からという水準であれば、沖縄本島と八重山を組み合わせた旅程も現実的でしょう。

予約前に押さえたい「セール運賃」の条件

セール運賃は価格が抑えられているぶん、通常の運賃とは条件が異なります。ANAが公開している内容は次のとおりです。

【セール運賃の主な条件】
支払期限:予約日当日の23:59まで
無料手荷物許容量:預入手荷物1個(1個あたり23kg)まで無料
積算マイル:区間基本マイレージの50%
事前座席指定:不可(出発時刻の24時間前から、オンラインチェックイン時に空席を指定できます)
予約変更・アップグレード:不可
払い戻し:有料

特に注意したいのが支払期限です。予約した当日の23:59までに支払いを終える必要があります。コンビニ支払い・ネット振込・Pay-easyは、期限の4時間前を過ぎると選択できなくなります。これらを使う場合、ANAは予約日当日の19:58までにWebサイトでの手続きを終えるよう案内しています。
事前座席指定ができない点も、家族連れには影響しそうです。並び席を確保したい場合は、出発24時間前のオンラインチェックイン開始と同時に手続きするのが現実的でしょう。
セール運賃はANA公式Webサイト限定の販売で、販売期間外は検索・空席照会に表示されません。販売期間中はアクセスが集中してつながりにくくなる場合があるとANAも案内しているため、ログイン情報の確認は事前に済ませておくと安心です。
なお、ファーストクラス(プレミアムクラス)については、2026年8月27日時点でANA公式サイトに今回のセールの案内が出ていません。同社は2026年3月のセールでは2日間限定でファーストクラスを対象にしており、エコノミークラスのページには「その他運賃については取り扱いが決まり次第お知らせいたします」と記載されています。

「ANA国内線航空券タイムセール」概要

【概要】ANA国内線航空券タイムセール(エコノミークラス)
販売期間:2026年8月26日(水)0:00~8月31日(月)23:59
搭乗期間:2026年10月1日(木)~2027年1月31日(日)
販売方法:ANA公式Webサイト限定
主な片道運賃:東京(羽田)~大阪(伊丹)9,130円~/東京(羽田)~札幌(新千歳)10,450円~/東京(羽田)~沖縄(那覇)11,440円~/沖縄(那覇)~石垣5,720円~
支払期限:予約日当日の23:59まで
注意事項:販売席数に限りがあります。期間・路線・便によっては運賃の設定がない場合があります。予約変更とアップグレードは不可で、払い戻しは有料です

販売期間は6日間と短く、8月31日(月)23:59で終了します。搭乗期間は2027年1月末までと長く、いま予約しておけば秋の紅葉旅から年末年始の帰省、真冬の沖縄まで、これから半年の予定をまとめて押さえられます。行き先が決まっている方は、空席照会で希望日に運賃が出るか、早めに確認してみてはいかがでしょうか。
(画像:PIXTA、ANAのHPより)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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