埼玉県深谷市黒田113番地に秩父鉄道線の新駅が誕生――。秩父鉄道は、永田と小前田の間に、新駅「ふかや花園駅」を設置。2018年10月20日の開業を目指し、今月から着工します。深谷市による請願駅です。

新駅設置現場は、永田駅から1.1km、小前田駅から2.3km付近。駅名は、所在地の深谷をとって「ふかや」、すぐ近くを走る関越自動車道の花園インターチェンジなどで知られる花園をとって、あわせて「ふかや花園」としました。

「面積は389.35平米。ホームは110mあり、SLパレオエクスプレスが停車できる長さに。コンコースの出入り口に大きなキャノピーを設けた切妻屋根が特徴です。駅舎から駅前広場へはスロープを設けるなど、バリアフリーに対応させた」(同社)

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深谷市では、花園IC拠点整備プロジェクトを展開。「花園インターチェンジの近接地に新たな観光拠点を設置し、市外・県外から人を呼び込み、地域産業の発展に寄与することを目的とした事業。このプロジェクトでは、広域からの集客の手段としてアウトレットモール(観光型集客施設)を誘致する「民間ゾーン」と、県北・秩父地域の市町村や地域固有の資源などの交流と連携の促進を図りながら農業と観光の振興に資する施策を展開する「公共ゾーン」を設置する複合型開発です」と伝え、深谷市による請願駅、ふかや花園駅の早期実現に期待を込めました。