働くクルマたちが集結するイベントに 埼玉工業大学 自動運転実験車両、日々進化する自動運転技術を体感

2019.11.13

内閣府主導による戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期『自動運転(システムとサービスの拡張)』東京臨海部実証実験に、唯一の自動運転バス実験プレイヤーとして参加する埼玉工業大学。

同大学学長直轄の研究組織「自動運転技術開発センター」とともに、産官学 自動運転技術研究・開発をけん引してきた先駆者的存在の同大 自動運転実験車両「SAIKOカー」(トヨタプリウスベース)が、埼玉スタジアム2002 に姿をみせた。

この日、SAIKOカーは、埼玉県トラック協会が主催する県内最大級の交通安全体験イベント「2019交通安全・環境フェア~生活を支える働く自動車~」開催にあわせて出動。地元埼玉の公道で実証実験を重ねている「次世代自動運転車」として紹介された。

埼玉工業大学 SAIKOカー の自動運転システムベースは、ZMP製 自動運転開発プラットフォーム RoboCar HV。同大 渡部大志教授 率いる工学部情報システム学科チームらが公道でのレベル3自動運転実験を重ね、LiDAR(Light Detection and Ranging:光検出・測距)やカメラ、GPS、HDマッピングなどで得た情報を分析。ソフトウェアアップデートやデータ解析を継続している。

埼玉発、国内トップクラスの自動運転技術の研究・開発をめざして

会場には、ラフタークレーン、ステンレスタンクローリー、PM2.5 移動測定車、重機運搬車、ユニック車、海上コンテナトレーラー、ユニバーサルデザインタクシー、ノンステップバス、ミキサー車といった「働くくるま」が集結。

そのなかで埼玉工業大学 自動運転実験車は、搭載されている LiDAR やカメラが収集した画像情報をリアルタイムにディープラーニング・AI(人工知能)解析した結果を表示。来場者たちはその解析画面をみながら、AIが制御する自動運転の仕組みを体感していた。

埼玉工業大学にある自動運転技術開発センターは、産学官連携による国内トップクラスの先進的な自動運転技術の研究・開発をめざし2019年4月に設立。同センターでは、自動運転機能をもつ福祉車両の開発(前出の自動運転バスなど)、先端AI技術を活用した自動運転技術の研究、自動運転を題材にした実践的なAI人材育成などに取り組んでいる。

また同センターには、和田正義特任教授、大山航教授、山崎隆治教授、鯨井政祐准教授ら、ロボットや AI(人工知能)等関連分野を専門とする研究者も新たに参画。前出の工学部情報システム学科 渡部大志教授がセンター長が統括し、レベル4・レベル5へむけた実験・研究・開発がすすむ。

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