四国、伊予国(いよのくに)宇和島と讃岐国(さぬきのくに)高松を結ぶ予讃線に、新しい駅・車両基地・貨物駅が姿を現しはじめた。

愛媛の鉄道ターミナル、松山駅とその周辺の高架化、土地区画整理事業にあわせた動きで、いまある松山駅 留置線と貨物荷役ホームを、8km南にある愛媛県松前町鶴吉付近に移転させる計画のひとつ。

松山駅にある貨物荷役ホームと留置線は、この松前町鶴吉付近、予讃線 北伊予~伊予横田 の間にできる。Googleマップはすでにその姿を空の上からとらえている。

計画では、新たな車両基地・貨物駅は延長約1.3km、面積約6.3ha。この新車両基地・新貨物駅と交差する伊予市道・松前町道は鉄道をアンダーパスする南北道路として付け替えるほか、新車両基地・新貨物駅のまわりに幅員4m(全幅5m)の外周道路を整備する。

また、この新車両基地・新貨物駅の地に予讃線の新駅 南伊予駅も新設する。

新しい車両基地は仕業線・留置線など13線、貨物駅は2線の線路を設置。敷地内には検修庫やコンテナホーム、事務所も設置される。Googleマップには、ターンテーブルらしきものも映る。

さらに、その北側にある北伊予駅では、列車の行き違いや追い越しを行うための待避線を1線(約500m)を追加する。

この北伊予駅には、2番ホームを改築し、西側に3番線を増設。この新たな待避線もGoogleマップにすでに表示されている。

上の3点の画像は、愛媛県、JR貨物、Google 。JR貨物は、物流関係者むけに11月27日に新貨物駅見学会を実施。コンテナ荷役デモンストレーションや新貨物駅の実地見学などを行う。

下の画像は、2013年4月の松山駅の光景。現在の貨物荷役場は、松山城側にコンテナホーム2面と荷役線3本。海側(松山空港側)に松山運転所の留置線・仕業線などがある。

上空写真:愛媛県 JR貨物 Google
写真 記事:鉄道チャンネル編集部