東京駅に直結したクリニックには、いまどんな悩みをかかえた人たちが訪れるか―――。

パシフィックセンチュリープレイス丸の内10階に構えるメンズヘルスクリニック東京に通う川野健一さん(30代)は、薄毛で悩み、同クリニックに通い始めた。

川野さんに会って、最初に照れながら発したことばは、「治療開始4か月目から、自分でも驚くほど黒々してきましてね」だった。

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まず、川野さんが自分の薄毛が気になり始めたころをこう振り返る。

「仕事で忙しかったり、寝られなかったりという日々を繰り返しているうち、30歳過ぎたころからか、髪の毛が薄いなと感じ始めました」

「かといって、これといった薄毛対策もしていませんでしたし、むしろ『自分はダンディなハゲを目指せばいいかな』と、開き直りたい気持ちもあって(笑)」

好きな酒をとるか、薄毛治療を選ぶか

川野さんが、薄毛を治してみようと決めたのは、「娘の保育園の卒園式を半年後に控えたタイミング」という。「クリニックの雰囲気が明るくてきれいで、治療というよりも、身体のメンテナンスをお願いしている感覚に近い」ということから、この東京駅直結の同クリニックに通うことに。

「初診のカウンセリングでは、発毛のメカニズムや薬の副作用などを、きちんと説明してくれました。治療費は月に最大3万円までと決まっていて、明朗会計だなと思いましたね」

「特に印象的だったのは『治療の効果が現れるまで半年は待ってください』という先生の言葉。僕の場合は3か月きっちり薬を飲み続けても成果がなく、薬が効かない体質なのかとも思ったり。でも受診してみて4か月目には、自分でもわかるくらい、黒々としてきて、うれしかった」

この「生えてきた」という実感が、「プライベートでは新しくゴルフを始めました(笑)」といった新たなチャレンジにもつながり、「昔よりも考え方が前向きになりましたね」と。

「このクリニックでは、半年に1回ペースで採血検査をする。薬の副作用が起きていないかはもちろん、『カロリーや脂質を摂り過ぎですよ』といったアドバイスもくれる。薄毛だけではなく、健康のトータルコーディネートを任せられるって感じですね」

また、月額最大3万円という治療費について、記者陣もなぜかうなずいてしまうような、説得力のある(!?)答えをくれた。

「お酒を飲む回数を減らせばなんとかなるかな、という印象でした。妻も、『娘の保育園の卒園式までに』という目標に共感してくれたのか、文句はありませんでしたね」

「先生から『お酒は控えたほうがいい』といわれましたが、完全な禁酒はできなかったです(苦笑)。ただ、二日酔いでどんなに気持ち悪くても、薬は欠かさず飲んでいました」

そして、つぎの写真のような変化が、2年4か月で現れた。

悔しい…専門クリニックを紹介した友人に先を越された

また、同クリニックは「薄毛が気になりだしたらまずは診察を。早めの治療で状態を維持・向上がしやすくなる」とアドバイス。さらに、薄毛治療の最新情報として、次のようなアドバイスも公開している。

「塗り薬や飲み薬で、現在では8割以上の方が効果を実感できる治療法が確立されている」

「市販薬は、自分の状態に合ったものを使うことが大切。まずは専門医の診察を」

「髪の抜ける量が多いこと自体がAGAや薄毛ではありません。1日80~100本抜けるといわれるなか、生え替わる毛が細くなる(頭髪が生えるサイクルが乱れる)ことに問題がある。AGAは医療機関で治療ができる病気。自身の原因をきちんと見極め、治療をできるクリニックを探すことが大切」

取材を終え、「ちなみに」とつけ加えた川野さんは、照れ笑いしながらこんなことを話していた。

「僕の髪の毛が生えたことを知った職場の同僚も、同じクリニックに通い始めました。で、なんと僕以上に発毛効果が出ているみたいで、少し悔しかった(笑)」

この取材を通じ、薄毛に悩んでいた50代男性記者は、「個人差はあるけだろうけど、実際に生えてきた人をまじまじと見るのは初めて」と興味津々。

同クリニックの公式ホームページ(https://www.menshealth-tokyo.com/)には、「AGA・薄毛コラム」などの最新情報も掲載されている。