JR貨物 6月の輸送実績はコロナショックで大きく落ち込んだ。

コンテナは、新型コロナウイルス感染症による需要低迷の影響を受け、紙・パルプ、化学工業品、自動車部品、食料工業品などの品目で前年を大きく下回った。

紙・パルプは、国内需要の低迷から大きく減送。化学工業品は、おもに自動車産業むけのタイヤ原料や樹脂等が減送、自動車部品は自動車販売台数減少の影響で低調に推移した。

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食料工業品は、現地生産化が進む清涼飲料水や外食産業向けビールの輸送が減少。

いっぽう、エコ関連物資は関東地区内での建設発生土が順調に推移したほか、積合せ貨物は、旺盛なEC需要やモーダルシフトの推進などで前年を上回った。

コンテナ全体では、前年比86.9%。

車扱は、セメント・石灰石が低調に推移し、車扱全体では前年比85.2%。コンテナ・車扱の合計で前年比86.4%に。