2019年9月の京急踏切事故 運輸安全委の調査報告書まとまる 再発防止策を現地に見る

2021.03.06

京急の現場事務所から写したと思われる運輸安全委の現場写真。線路とは防音壁で仕切られる側道を進んできたトラックは、右折して踏切に進入しました。 画像:運輸安全委

2021年2月に国の運輸安全委員会が、4件の鉄道事故調査報告書を公表しました。うち1件が「京浜急行電鉄本線の列車脱線事故」で、発生は2019年9月5日。神奈川新町駅南西側の踏切で立ち往生していた大型トラックに下り快速特急列車が衝突、トラックの運転手が死亡したほか、72人が重軽傷を負いました。事故はマスコミで大きく取り上げられたので、ご記憶の方も多いと思います。

「踏切の異常を知らせる特殊信号発光機(特発)が、列車運転士の視界から瞬間的・断続的にさえぎられる場面があり、それがブレーキ判断の遅れにつながった可能性がある」が報告書の趣旨で、京急は「報告書の内容を厳粛に受け止め、さらなる安全・安心を目指し、努めてまいります」のコメントを発表しました。私は2019年9月と報告書公表後の2021年2月の2回にわたり現場を訪れ、なぜ事故が起きたかを自分なりに考えてみました。報告書に異を唱える気持ちは毛頭ないことをお断りした上で、事故原因と再発防止策を見てみましょう。

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