自作ヘッドマークを列車につけて記念撮影 東京メトロなどの「親子で社会科見学」を同行取材【前編・レポート】
ヘッドマークに「U5」
ここから、検車区ツアーのハイライト。子どもたちがデザインしたヘッドマークを、正式なマークに仕立て、本物の列車に掲出して記念写真を撮ります。取材陣にインタビュータイムが用意されていたので、何人かに話を聞きました。
ヘッドマークに「U5」とデザインした男の子。何かの頭文字かと思って聞いてみたら、名前が「ユウゴ君」。なるほど、大人になったらペンネームにも使えそうな、すてきな名前ですね。埼玉県三郷市在住で、ツアーはご両親がネットで見付けてくれました。

乗ってみたい列車は、「成田エクスプレス(N’EX)」。確かにN’EXは、JR東日本が「日本を訪れた外国人が一番最初に乗る鉄道車両」として、デザイン面・サービス面に多くの新機軸を盛り込みました。そのことをちゃんと理解しているとは、さすが大人顔負けの鉄道ファン。
乗りたい列車は「瑞風」と「四季島」
もう一人、熱心に電車を見ていた男の子にも話を聞きましょう。「乗ってみたい列車はJR西日本の『TWILIGHT EXPRESS瑞風』とJR東日本の『TRAIN SUITE 四季島』」。
横で聞いていた東京メトロの方も、思わずうなずいていました。やっぱり瑞風や四季島は、全鉄道人あこがれの車両。いつかメトロにも、豪華観光列車が走る日がくればいいですね(たとえ乗り入れでも)。
お母さんに話を聞くと、自宅はさいたま市。小学校の友だちが鉄道好きで、親同士もママ友に。鉄道が広げるママ友ネットワークといったところですね。
夏休みの企画満載
東京メトロは、今回の社会科見学ツアーのほかにも夏休みの企画が満載。三井不動産との連携では、メトロ24時間券と三井の商業施設で使えるクーポンをセットして、サービス価格で売り出します。
もう一つのイベントが、「東京メトロ×ダンまちⅣ新章迷宮篇」。スマートフォンを使ったデジタルスタンプラリーで、大人気アニメとタイアップします。
メトロが目指すのは、外出の機会づくり。感染症や熱中症に注意しながら、夏の1日を地下鉄沿線のスモールツーリズムで過ごしてはいかかでしょうか。
記事:上里夏生(写真は全て筆者撮影)
※レポート後編、岩倉高校の鉄道体験は近日中に公開予定です(鉄道チャンネル編集部)