江ノ島線・多摩線のランキングも紹介

全線でのランキングを紹介してきましたが、最後に江ノ島線と多摩線のランキングにも触れておきましょう。

【江ノ島線のベスト5(1日平均乗降人員)】
1位 藤沢 159,683人
2位 大和 112,087人
3位 中央林間 91,179人
4位 湘南台 87,215人
5位 長後 31,840人
江ノ島線では、湘南エリアの通勤・観光需要の高まりが目立ちます。藤沢駅はJR東海道線や江ノ島電鉄線と接続し、江の島や鎌倉方面への観光客が多く、年間を通じて利用が安定しています。大和駅は相鉄線との乗換え拠点で、近年は周辺再開発も進みました。

【多摩線のワースト5(1日平均乗降人員)】
1位 小田急多摩センター 46,353人
2位 小田急永山 27,212人
3位 栗平 22,743人
4位 唐木田 14,316人
5位 はるひ野 9,763人
多摩線では、新百合ヶ丘から唐木田にかけて沿線人口の増加が続き、小田急多摩センター駅はサンリオピューロランドやショッピングモールを擁する多摩ニュータウンの中核駅として、4万6,000人あまりの利用があります。新築マンションや大学キャンパスの立地が増え、将来的にも安定的な需要が見込まれます。

新宿グランドターミナル構想に向けた再開発が進む中、小田急沿線の人の流れは着実に活気を取り戻しています。来年度以降、新型ロマンスカーの登場や街の進化によって、ランキングがどのように変化していくのか、引き続き注目です。
(画像:PIXTA、小田急電鉄、東京都)

鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ!鉄道チャンネル)

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