行きたいところへオンデマンドで、AIシャトルで―――。

京浜急行電鉄(京急)と NearMe 、サムライインキュベートは、きょう8月21日から8月27日まで1週間、オンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」の実証実験を展開する。

このオンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」は、最大9人乗りの相乗りシャトルを、複数の利用者からのリクエストにもとづいて最適なルートで運行する次世代型のモビリティサービス。

「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」(京急アクセラレータープログラム)第2期で採択企業となったNearMe(ニアミー)の開発する配車AIを、京急グループが活用して実現した。

スマートシャトルの第一弾であるシティシャトルは、国内外の観光客やビジネスパーソンをターゲットに、京急イーエックスインホテルグループ4館(京急EXホテル品川・高輪、京急EXイン東銀座・秋葉原)から、都内4区(港区、千代田区、中央区、台東区)内の任意のスポットまたは羽田空港まで運行する。

利用の流れは、(1)専用WEBサイト(https://app.nearme.jp/city-shuttle/)へアクセス。(2)配車リクエスト、(3)アカウント登録(初回利用時のみ)、(4)配車確定メールが届いたら予約完了。

車内では、タブレットで観光情報などのPR、車内Wi-Fi、東京電力エナジーパートナーのモバイルバッテリー「充レン」を無料で提供。

目的地までの快適な移動だけでなく、移動時間の有効活用をねらう。言語は多言語対応、日本の交通手段に不慣れな訪日外国人旅行客の快適な移動をめざす。

3社は、多様化する移動のニーズや、運転士不足などの諸課題に対応できる、効率的で持続可能なサービスの創出にむけて検証し、京急沿線地域の次世代モビリティサービス実現をめざす。

写真 記事:鉄道チャンネル編集部