JR四国と四国交通は、事故や災害などで長時間運転を見合わせる事象が発生した場合、鉄道と路線バスが相互に代替輸送手段として利用できる代替輸送契約を締結した。

対象線区・区間は、JR四国が土讃線 阿波池田~大歩危、四国交通が祖谷線 阿波池田駅前~大歩危駅前、山城線 阿波池田駅前~川口駅前。

今回の締結は、交通事業者が連携した公共交通の利便性向上施策のひとつ。画像は土讃線を行く特急 南風(左)。

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土讃線 阿波池田~大歩危を含む区間は、吉野川の渓谷美が車窓に映る区間であるいっぽう、四国山地を横断するルートにあることから、台風や低気圧などの大雨の影響を頻繁に受け、土砂崩れなどの被害が発生する区間としても知られる。

JR四国は現在、「四国における鉄道ネットワークのあり方に関する懇談会II」など、四国4県でのこれまでの取り組みと連携し、「5カ年推進計画2021~2025」にもとづき、地域の関係者と一体となって利便性向上や利用促進へ取り組むなど、持続可能な鉄道網の確立に向けた取り組みをすすめている。

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