変わる箕面のまち、新駅周辺の様子は……

南出入口付近の様子

新駅「箕面船場阪大前」周辺に目を向けてみましょう。駅の東側では2021年に大阪大学箕尾キャンパスが開校。船場広場(メインデッキ)や船場生涯学習センター、船場図書館、それに文化芸能劇場などが先行してオープンしており、新しく文化的なまちの様相を呈しています。

今後も新御堂筋を東西につなぐ歩行者デッキ(来年1月10日供用予定)や憩いの場・交流の場となる船場広場(駅前広場)、箕面船場阪大ヘルスケア総合センター(仮称)などがオープン予定。箕面船場では、まさに新駅を中心とした新しいまちづくりが進められているのです。

歩行者デッキにはすでに「箕面船場阪大前駅」のサインが取り付けられています

箕面市は西側に阪急箕面線が、東側では駅こそ設置されていないものの大阪モノレールが端部をかすめるように走っています。

しかしながら市の中心部に鉄道駅はなく、これまではバスや自動車での移動がメインの鉄道空白地帯でした。市の担当者は、記者らの質問に対し「これからはみんなが目の前の鉄道に乗れる。高齢者も含め色んな方が移動しやすいまちになる」と話します。

開業のあかつきには、市中心部から乗り入れ先の御堂筋線沿線や日本の大動脈である東海道・山陽新幹線の新大阪駅にも前以上に気軽に出かけられるように。バス路線も現在の千里中央駅を中心としたものから箕面船場阪大前駅、箕面萱野駅を中心としたものに再編され、市内移動や東西移動の利便性も高まるということで、来年3月の開業に向けて期待感が高まっています。

新駅「箕面船場阪大前」北出入口付近(工事中)から新船場北橋を眺めた様子。橋を渡って写真左手側に進めば新船場西公園があります

記事:一橋正浩

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