都市路線・地方路線が混在し、多様かつ広範囲にわたる鉄道網のなかで鉄道を運行している東武鉄道。

同社は大師線 西新井~大師前1.0キロで2023年度以降、添乗員付き自動運転(GoA3: Grade of Automation 3)の実施に向けて検証していく。

添乗員付き自動運転(GoA3)は、異常時や災害時などに避難誘導などを実行する添乗員が客室などを巡回・待機し、運転席に常にいないというイメージ。

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GoA4 は、添乗員や係員などが乗務せず自動運転を実行するイメージ。ゆりかもめなどがこれに相当する。

東武鉄道は、鉄道の自動運転について国土交通省など関係各所と検討をすすめるほか、「鉄道における自動運転技術検討会(国土交通省鉄道局)」での議論を踏まえつつ、将来的には添乗員付き自動運転の実現をめざす。

「少子高齢化・沿線人口・労働人口減少がすすむなか、安全かつ利便性の高い輸送サービスを維持継続するためには、より一層の業務の自動化や機械化の推進を図っていく必要があると考える」(東武鉄道)

同社は今後、引き続き社会環境の変化を踏まえ、新技術等を活用し、安全性とサービスを維持しながら省力化を推進することで、持続可能な鉄道事業の実現をめざしていく。

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